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金融経済の基本レッスン 景気 GDP・GDP成長率・GDPデフレーター

GDP

GDPってなに?

GDPとは“Gross Domestic Product”の略で、日本語では国内総生産と呼ばれます。国内総生産とはその国の中で1年間にどれくらいの「付加価値」が生産されたのかを金額にしたものです。よく「日本は世界で第2位の経済大国だ」なんて言われますが、実はこの2位というのは、GDPのランキングなんですよ。つまり、GDPはその国の経済規模を示しているともいえます。
GDP=国内で生産された付加価値の合計額 です。
GDPは内閣府から発表されます。
さて、2009年の各国名目GDPを見てみましょう。(総務省:世界の統計2011)

アメリカ
日本
ドイツ
中国
イギリス
フランス
イタリア
スペイン
カナダ
ブラジル

141,193億ドル
50,420億ドル
33,300億ドル
49,844億ドル
21,695億ドル
26,494億ドル
21,128億ドル
14,641億ドル
13,361億ドル
15,720億ドル

2000年には中国は7位でした。本当にぐんぐん成長していることが分かりますね。
因みにドイツの経済統計はよく注目されているのですが、これはドイツが欧州の中では一番経済の規模が大きく、影響力が強いからですね。

付加価値ってなに?

製品の売上ー原材料の購入額など=付加価値 です。 
具体例でお話しましょう。
例えば、ビーズアクセサリーを作って売るお店があるとします。ビーズアクセサリーは、ビーズや糸、金具などが原材料ですね。このお店では、それらを仕入れてビーズのネックレスを作り、1つ2,000円で売っているとしましょう。このとき1つのネックレスの原材料が500円だとすると、このお店は1つネックレスが売れるごとに
2,000−500=1,500円の付加価値を生み出していることになります。
ここではモノを作って売った場合の例を挙げましたが、例えばクリーニングやエステなどのサービスも同じ要領で付加価値が算出されています。

GDP=国内で生産された付加価値の合計額=国内消費額+国内投資額

さきほどお話したように、GDPは国内で生産された付加価値の合計額のことでした。ここまで分かっていれば充分だと思いますが、おまけでもう少しだけご説明いたします。
(分からない方は読み飛ばしていただいて構いませんよ)
実は
GDP=国内で生産された付加価値の合計額=国内消費額+国内投資額
という関係が成り立つのです。
つまり、モノを生産している側だけではなく、モノを消費している側もGDPに関っているということになります。投資額というのは、例えば住宅など買ってもすぐにはなくならず数年間にわたって使い続けるものや、企業が工場を建てたり機械を買ったお金の合計額です。もちろん、企業がモノを生産しても、すぐには消費されず在庫になってしまうこともありますよね。それらも消費額と投資額に含まれます。

GDPとGNPって違うの?

本題から逸れてしまいますけれど、小さい頃のニュースでは「GNPが・・・」と報道されていたような気がします。GDPとGNPって違うものなんでしょうか?

別のものですね。GDPは先ほど申し上げたとおり“Gross Domestic Product”の略で、国内総生産、つまりその国内で生産された付加価値の合計額のことでした。一方GNPは“Gross National Product”の略で、国民総生産、つまりその国の人が生産した付加価値の合計額のことです。「日本のGNP」と言った場合には、日本人が生産した付加価値の総額ですから、日本人が海外で生産した付加価値もその中に含まれることになります。しかしそれを把握することは簡単なことではありませんよね。そこでGNPに代わってGDPが使われるようになったのです。GDPはどの国籍の人が生産した付加価値なのかは問わず、純粋にその国の中で生産された付加価値額を合計しています。

名目GDPと実質GDP

名目GDPとはGDPそのままの額のことで、実質GDPとは名目GDPから物価変動の影響を差し引いた額のことです。


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※この情報は2011年7月時点の情報です。