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金融経済の基本レッスン 金融 直接金融と間接金融

間接金融とは

銀行にお金を預けた後、自分のお金がどうなっているのかを考えたことはありますか?

お金の貸し手からお金を借りてきて、お金が必要な人に貸し出すのが間接金融です。ここでは銀行を例にご説明します。

(1)預金者が銀行にお金を預ける。

(2)銀行はそのお金を他の人や会社などに貸し出す。

(3)銀行はお金を貸した人から利息(*)をもらう。

(4)さらに銀行から預金者に利息が支払われる。

銀行の収益の一部は、『利ザヤ』であると言うこともできます。お金を貸してあげた人たちからもらう利息(3)と預金者に対して支払う利息(4)の差額分((3)−(4))が、銀行の利益になるからです。


例えば、銀行がお金を貸してあげた人たちから2%の利息をもらったとしましょう。そして銀行は預金者に対して1%の利息を支払ったとします。このとき“2%−1%=1%”が銀行の利益となっているわけです。


もし、銀行がお金を貸してあげた先が倒産してしまい、銀行にお金が返せなくなったとしても、預金者の預金は(基本的には)安全に守られています。銀行はお金を貸すときに信用リスク(貸したお金が全額返ってこないかもしれない可能性)を負うことになりますから、お金を貸す前にお金を貸す相手の調査を行います。


*利息・・・お金のレンタル料のようなもの。お金をただで貸してくれる人はなかなかいません。なぜなら貸したお金が全額返ってこないかもしれない(信用リスク)などの可能性があるからです。そこで、お金を借りる人は貸してくれる人にレンタル料=利息を支払うというわけです。

銀行にお金を預けても、わたしのお金は金庫の中で眠っているだけなのかと思っていました。わたしのお金もこうやって金融によって社会に参加しているわけですね。 銀行にお金を貸してあげているから、利息がもらえるんですね。

直接金融とは

なぜ『投資は自己責任』と言われるのでしょうか

お金が必要な人に直接お金を出資するのが直接金融です。ここでは証券会社を例にご説明します。

直接金融の場合、お金の出し手を『投資家』と呼びます。投資家は、出資したい企業の株式や債券をその企業から直接購入します。国や地方自治体の債券も直接購入します。投資家は配当や利息を直接受け取ります。
証券会社は、投資家と株式・債券などの発行体(会社や国・地方自治体)と投資家の間を取り持つ役割を果たしています。

例えば、ある企業が新しい事業を行うために、お金が必要になったとしましょう。そこで債券を発行してそれを購入してもらうことで、お金を集めたいと考えたのですが、債券を買ってくれる人を企業自身で探すのはなかなか大変なことです。そこで会社は証券会社に、『この債券を買ってくれる人を探してください』とお金を支払って依頼します。証券会社はさまざまな人に対して『今度、こんなことをやっているこの企業が債券を発行します。購入してみませんか?』と案内するわけです。

仮に、株式や債券を発行している企業が倒産したとすると、投資家のお金は全額返ってこない可能性もあります。間接金融では、貸したお金が返ってこないかもしれない可能性(信用リスク)を銀行が負っていましたが、直接金融の場合、お金が返ってこないかもしれない可能性(信用リスク)を投資家が負うことになります。そのため、直接金融で行われる『投資は自己責任』であるといわれるわけです。
間接金融の商品である銀行預金を扱う銀行は『お金を貸す人からもらう利息と預金者に支払う利息の差額』で儲けていますが、証券会社は『仲介する際の手数料』で儲けています。今では銀行を通じて株式、債券、投資信託を買うことができますが、これらは直接金融の商品ですので銀行で買ったからといって元本割れしないわけではありません。

預金の場合は基本的にお金が守られているけれど、投資の場合はそうではないんですね。だから、自分で投資先が安全かどうかを判断する必要があるんだ。その代わり、投資先と直接お金のやりとりができるから、その分、預金と比べると投資家の利益が大きくなるわけですね。 つまり、リスクは
投資>貯蓄
だけれどリターンは
投資>貯蓄
ということなんですね。


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※この情報は2011年7月時点の情報です。