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取引終了時点で毎日、同価格で売り注文と買い注文の株数が釣り合うとは限りません。例えば1000円で指値買いと指値売りが同株数あれば注文は残りません。しかし、売り注文が1000円で1万株しかないときに、5万株の成行買い注文が入れば、4万株の買い注文が残ってしまいます。売り買いそれぞれ5万株の指値注文があっても、売り1000円・買い900円なら、双方の注文は約定せず、注文状況の一覧を示す「板」に残ったままです。こうした未約定注文を「引け後気配」といいます。引け後気配が毎日、大量の買いなら、安く買えなかった投資家がいずれ買い値を引き上げてくる可能性が高く、株価上昇が期待できます。