証券用語集成行注文(なりゆきちゅうもん)

値段を指定せず、注文が市場に届いた時点の値段で約定を成立させる注文方法のこと。指値注文に比べ早く確実に約定が成立するので、売買を急ぐときに利用されるが、出来高が少ない銘柄の場合、思いも寄らぬ高値で買ったり、安値で売ったりする懸念もある。

用語の使用例

●●株は今が売り時と考え、早く確実に約定させるため、成行注文を出した。

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証券取引所での株式売買には「価格優先の原則」があります。買いなら価格の高い注文が、売りなら価格の安い注文がそれぞれ優先的に処理されます。成行注文は取引成立の希望価格を問わないので、価格を指定する指値注文よりも早く取引が成立します。株式市場では古くから「買いは指値、売りは成行」といわれます。買いを入れるときは高値つかみを避けるため、指値買いを入れて取引成立を待ち、反対に売りを出すときは売り時を逃さぬよう成行売りを使うのが良いという経験則です。

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