証券用語集収益分配金(しゅうえきぶんぱいきん)

投資信託の運用によって得た収益を分配するもの。株式の配当金のようなもの。投資信託の種類により分配の方針は異なり、分配金が支払われるものと、再投資するものがある。

用語の使用例

今期の収益分配金は元本1万口あたり80円に確定した。

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投資信託の収益分配金には、「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の2種類があります。普通分配金は、前回の決算から今回の決算までの間に生じた運用益(組入有価証券の値上がり益や配当金、分配金、為替差益など)を原資にしており、その一部が普通分配金に充てられます。これに対して元本払戻額は、分配金支払い後の基準価額が個別元本額を下回った時の差額分に該当します。つまり、「個別元本金-分配金支払い後の基準価額」が元本払戻金と考えて良いでしょう。普通分配金は純粋に運用で得た収益ですから、課税されますが、元本払戻額に関しては、あくまでも自分の購入元本の一部が戻ってくるだけなので、運用収益とはみなされず、課税対象にはなりません。

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