


移動平均線とは、ある一定期間の株価の平均値をグラフ化したものです。市販されているチャートブックや証券会社がサービスで提供するグラフ、(一部)金融情報サイトで作成できるグラフには、ローソク足のチャート上に自動的に表示されているのが一般的です。
例えば、直近5日間の終値を合計しそれを5で割ると、5日移動平均が算出できます。5日移動平均をつないでいくと、5日移動平均線を描くことができます。

*このチャートは週足です。13週移動平均線と26週移動平均線を表示しています。

1.トレンドをみる
基本的には移動平均線が右肩上がりのときが上昇トレンド、右肩下がりのときが下降トレンドと判断します。また、移動平均線そのものをトレンドラインとして活用することもできます。
移動平均線の傾きが、下降から上昇に転じた場合は株価のトレンドが下降から上昇に転じたことを示唆します。
2.売り時と買い時をみる
期間の短い移動平均線と期間の長い移動平均線、2つを使って分析します。
例えば13週移動平均線と26週移動平均線を使う場合、13週移動平均線が26週移動平均線を下から上に交差したとします。これをゴールデンクロスと呼びます。逆に13週移動平均線が26週移動平均線を上から下に交差した場合をデッドクロスと呼びます。一般的にゴールデンクロスは「買い時」、デッドクロスは「売り時」と言われていますが、絶対的なものではありません。
3.平均買いコストをみる
ローソク足(株価)と、移動平均線の位置関係をみます。
移動平均線は、投資家がその期間に株式を平均いくらで買ったかを表しているといえます。例えば、株価が25日移動平均線を下回っている場合は、直近25日間に購入した人が含み損(評価損)を抱えていることになります。この場合は、株価が上昇して25日移動平均線に近づいてきて、含み損がなくなってきたら、心理的に売り注文が出やすくなる傾向があります。
また一般的に、株価が移動平均線から離れすぎると「今の株価は高すぎる(安すぎる)のでは」と投資家の心理に影響を与え、株価と移動平均線の差が縮まる習性をもっています。たとえば、上昇トレンドのときには、株価と移動平均線が離れたり接近したりしながら上昇していくのです。

*週次の終値を折れ線グラフで表示しています。