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ポートフォリオの考え方
ポートフォリオとは
「ポートフォリオ」(Portfolio)は元々「紙ばさみ」という意味の言葉です。
個々の機関や個人が保有する証券はそれぞれ紙ばさみにはさんで保管されていたことが多かったため、保有者ごとにはさまれた複数の証券を1つの資産として見なし、それをポートフォリオ(紙ばさみ)と呼びました。
そして、現在では証券のみならず不動産等も含め多種多様な運用商品を組み合わせてできた投資資産全体をポートフォリオと呼んでいます。
※当資料は資産運用に関する考え方をまとめたもので、将来の利回り等を保証するものではありません。実際の投資に際してはお客さまご自身の判断で行なわれますようお願いいたします。
アセットアロケーション
ポートフォリオ運用は自身の運用目標やライフスタイルリスク許容度に合わせて複数の運用商品を組合せて運用していきますが、その際の株式、債券、預貯金、不動産など運用資産への資産配分割合の決定をアセットアロケーションといいます。
資産運用を行なう場合、アセットアロケーション(資産配分)を決定した後に、その資産ごとに銘柄選択を行いますが、投資成果に与える影響は、銘柄選択よりもアセットアロケーションの方が大きいといわれています。
※当資料は資産運用に関する考え方をまとめたもので、将来の利回り等を保証するものではありません。実際の投資に際してはお客さまご自身の判断で行なわれますようお願いいたします。
リスクとリターンの関係
「タダより高いものはない」「キレイな花にはトゲがある」などの諺がありますが、投資の世界も同じことで安全確実で儲かる商品などというものは存在しません。 収益性(リターン)が高いものは一般的にはリスクも高くなりますし、同様にリスクが低いものは収益性が低くなります。これをリスクとリターンの関係といい、投資商品は一般的にはこのようなリスクとリターンの関係が成り立っています。
- リスクとは、危険という意味ではなく、期待または予想通りにならない場合の可能性です。
- リターンとは、期待または予想通りになった場合に得られる収益です。
※当資料は資産運用に関する考え方をまとめたもので、将来の利回り等を保証するものではありません。実際の投資に際してはお客さまご自身の判断で行なわれますようお願いいたします。
リスクを低減させる分散投資と長期投資
- リスクを低減させる最も効率的な方法が
分散投資です 「安全第一」といっても現在のような金利の低い預貯金ばかり頼っていても、著しい物価上昇(インフレ)時には実質の貨幣価値が下がってしまい損をする場合があります。
インフレに負けない運用を…と収益性の高い株式ばかりに投資していると株価の下落などで損をする場合があります。そこで、特徴の異なる商品を複数に分散投資することで、株価の下落やインフレなど様々なリスクを抑え結果的にバランスのとれた資産運用を行なう手法です。- いろいろな分散投資
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- 商品の分散
- 株式や債券、預貯金など商品を分散させてリスクの軽減をはかります。株式等の中でも業種やテーマ、個別銘柄などで分散します。
- 期間の分散
- 「安く買って、高く売る」これが収益を得る基本ですが、本当に今が安いのか、高いのかということは専門家でも難しいものです。ですから、一度に投資をしてしまうのではなく、時間(投資タイミング)を分散させて投資することで価格変動リスクや金利変動リスクを低減させるのです。
- 通貨の分散
- 海外の高い金利で運用したり、円安による円資産価値の減少を抑えるため、外貨建ての資産を組み入れます。また、外貨でも単一通貨に投資するのではなく複数の通貨(米ドル、ユーロなど)に分散投資します。
- 金融機関の分散
- 金融機関の破綻リスクに備えるため、複数の金融機関に資金を分散させます。
- 収益性の高い(リスクの高い)投資には
長期投資を心がけましょう。 - 株式などの収益性の高い(リスクの高い)投資では、長期になるほど値下りリスクが減少していく傾向があります。
株式などの投資は長期投資を心がける必要があり、逆に言えば長期間投資できる資金でなければ株式等の投資には向かないと言うことになります。
ポートフォリオってどうやって作るの?
ご資金を目的別に大きく4つに分けます。
- ご融資全体
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- 流動性資金
- 急な出費に備える資金で、生活費の3ヶ月分が目安です。
いつでも現金化が可能な商品で運用します。 - 使用予定資金
- 先々使用する予定が決まっている資金です。(教育資金、住宅取得資金、結婚準備資金等)
各費用の支払時期に現金化が可能な商品で運用します。 - 確実性資金
- 中・長期で運用できる資金の一部で、安全性重視で運用する部分です。
元本保証商品、もしくはそれに準ずる商品で運用します。 - 利殖性資金
- 中・長期で運用できる資金の一部で、収益性重視で運用する部分です。
金利動向、相場状況に合わせて商品を選択します。
- 資産分配過程のイメージ
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まず運用資金の全体から、想定した使用予定資金と流動性資金を差し引きます。
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次に残った運用資金を確実性資金・利殖性資金に分配します。
配分割合は、金利や相場状況、お客様ご自身の考え方によって配分します。
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- 安全性資産と利殖性資産の
組合せシミュレーション -
利殖性資産を安全性資産(使用予定資金+流動性資金+確実性資金)と組合せた場合の全体の運用資産に与える影響をシミュレーションしました。
- 前提条件
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- 1. 安全性資産の年利回りは1%
- 2. 利殖性資産の年利回りは-20%~+20%
- 3. 利殖性資産の組入れ率は0%~30%
安全性資産の組入れ率(利回りは1%) | 利殖性資産の組入れ率(利回りは→) | 利殖性資産の年利回り | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
-20% | -10% | 0% | 10% | 20% | ||
100% | 0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
90% | 10% | -1.1% | -0.1% | 0.9% | 1.9% | 2.9% |
800% | 20% | -3.2% | -1.2% | 0.8% | 2.8% | 4.8% |
70% | 30% | -5.3% | -2.3% | 0.7% | 3.7% | 6.7% |
- 資金性格別の主な運用商品
-
運用資金を目的別に配分したら、配分した資金性に合致した商品を選びます。
商品選択時も単一の商品に偏らないように分散投資を忘れずに行ないましょう。- 流動性資金
- いつでも現金化できる流動性、利便性に優れた商品で運用します。
MRF/MMF/中期国債ファンド/ヒット/貯蓄預金 など - 使用予定資金
- 資金の使用時期に合わせて償還、満期がくる商品で運用します。
債券/利回り型CB/公社債投信/短期公社債投信/定期預金 など - 確実性資金
- 中長期的に安全性を重視して運用を行なえる商品で運用します。金利動向によりタイプを分散させます。
金利の上昇が予想される場合:変動金利型商品
金利の下降が予想される場合:固定金利型商品 - 利殖性資金
-
収益性を重視し積極運用を行ないます。リスクを軽減させるため、多様な商品に分散投資を行ないましょう。
- 株式
業種やテーマで分散させましょう。いろいろな情報から有望銘柄を発掘する楽しみも… - 国内株式投信
少額で分散投資が可能で、プロの運用技術を活用できます。 - 国際型株式投信
米国、ヨーロッパ、アジアなど国際分散投資にはプロの情報とノウハウが活用できる投資信託が便利です。 - 仕組債券
株式や株価指数の値動きによって収益が変動する仕組債券も低金利時代の魅力的な運用商品です。 - 外貨建債券
為替リスクをとって魅力的な海外の金利で運用してみましょう。米ドル、ポンド、ユーロ、豪ドルなど - 外貨建投資信託
米ドル建てやユーロ建てで海外の債券や株式に分散投資することができます。
など
※当資料は資産運用に関する考え方をまとめたもので、将来の利回り等を保証するものではありません。実際の投資に際してはお客さまご自身の判断で行なわれますようお願いいたします。
- 株式