高値覚え(たかねおぼえ)

株価が下落した後も、まだ高いときの株価が忘れられず、戻りを期待して売る気にならない状態のこと。株価急落後、高値覚えで売りに動かない投資家が多かったようだ。過去に1500円という高値を付けたことのある銘柄を1200円で買った後、800円まで値下がりしたとしましょう。多くの投資家は、ここで「以前1500円まで値上がりしたのだから、800円の安値でとどまっているはずがない。いつか1500円に戻るはず」という期待を抱いて、そのまま保有し続けます。しかし、1500円という過去の高値が、割高水準まで買われた結果だとしたら、1500円まで戻らないかもしれません。ファンダメンタルズから判断すると、800円さえも割高で、実は600円が適正株価ということも考えられます。

口座をお持ちでない方へ

資産づくりとは、これからの人生・暮らしを考えるところから始まります。年代ごとにさまざまなイベントがあり、人生の節目に向けて、どのようにお金を管理し、資産づくりに取り組めばいいのか、考えてみましょう。