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業況判断DI(ぎょうきょうはんだん ディーアイ)

日本銀行が企業を対象に四半期(3、6、9、12月)ごとに経営者アンケート方式により実施する「短観:企業短期経済観測調査」で、企業の景況感(企業の経営者が、景気の現状および先行きをどのように見ているか)を表す指数のこと。企業は業況の現状と先行きについて、「良い」「さほど良くない」「悪い」の3つの選択肢から選ぶ。「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を引いて計算する。業況判断DIがプラスであれば景気は良い、マイナスであれば景気は悪いと判断する。日銀短観によると、業況判断DI(大企業・製造業)の数字は+17で、企業の景況感改善が続いているのが分かる結果となった。業況判断DIは、企業活動を通じて景気の動向を把握するのに役立ちます。メディアを通じて公表される数値は現状を示す「最近DI」が中心ですが、直近将来の予測に役立てるなら「先行きDI」を見るのが良いでしょう。また、今回発表の「最近DI」と、前回の数値を比較することによって、企業の業況判断の精度を見ることもできます。日銀短観が市場関係者の間で注目されるのは、短観の作成元が金融政策を司る日本銀行であり、調査結果次第で、金融政策を変更してくる可能性などがあるからです。金融市場、為替市場、株式市場の関係者は、つねにその動向をウォッチしているのです。

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資産づくりとは、これからの人生・暮らしを考えるところから始まります。年代ごとにさまざまなイベントがあり、人生の節目に向けて、どのようにお金を管理し、資産づくりに取り組めばいいのか、考えてみましょう。