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自社株買い(じしゃかぶがい)

企業が自社の株式を買うこと。1株当たり利益を計算する際、発行済み株式数から自己株式数が除かれるため、自社株買いの結果として、1株当たり利益が増加する。A社は、発行済み株式総数の4%に相当する1000万株、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株式市場で売買されている株式の一部を自社で買い入れると、発行済み株式数が買い入れた分だけ減少するため、1株当たり利益の向上につながり、株主還元の一環になります。また、流通する株式数が減る分、市場での需給がタイトになり、株価の上昇にもつながります。そのため、株価が割安と判断される場合は、自社株買いを行なうことによって、株価を適正水準に引き上げる効果も得られます。また、自社株買いを行なう企業は、現在の自社の株価が割安だと判断しているからこそ買うわけですから、それだけ将来の業績に自信を持っている証拠と考えることもできます。結果的に、自社株買いを発表した企業の株価は、上昇傾向をたどる可能性が高まります。

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