3つの相続対策
相続対策は3つ。遺産分割対策、納税資金対策、相続税の負担軽減対策があります。
ご自分にあった対策を、可能な範囲で検討しましょう。
遺産分割対策
- 遺産をめぐって家族が争わないようにしたい。
- 孫や娘など、法定相続人以外に遺したい。
- 法定相続分と異なる配分で財産を遺したい。
- 生前に指定する
- 遺言の作成、生命保険
- 生前に直接渡す
- 生前贈与
納税資金対策
- 相続人が納税資金に困らないようにしたい。
相続税は原則、相続発生後10ヶ月以内に一括現金納付が義務付けられています。
- 保有資産の見直し
- 不動産の売却、物納の検討・準備
- 納税資金の確保
- 生前贈与、生命保険
相続税の軽減対策
- 資産を減らして、将来の相続税を軽減したい。
相続税は累進税率のため、財産額が大きければ大きいほど税負担が重くなります。
- 相続財産評価額を減らす
- 小規模宅地などの評価減の特例、
不動産の有効活用 - 非課税財産を活用する
- 死亡保険金の非課税制度、非課税財産の購入
- 相続財産を直接減らす
- 生前贈与
相続財産の把握
預貯金 | 預貯金通帳 |
---|---|
有価証券 | 発行会社の業務報告配当通知書、証券会社等の取引残高報告書 |
自動車 | 自動車検査証(車検証)、登録事項等通知書 |
ゴルフ会員権 | ゴルフ会員権、株式型会員権 |
美術、骨董品 | 売買契約書、鑑定書 |
墓地、霊園 | 契約書、墓地使用許可証 |
保険 | 保険証券、契約内容のお知らせ |
年金 | 年金手帳、ねんきん定期便、年金証書、国民年金基金加入員証 |
責務 | 消費貸借契約書、返済計画表 |
相続人の判定 | 戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍謄本 |
※土地は「1物4価」といわれており、さまざまな価格がついております。また、土地の利用形態によっても相続財産の評価が異なります。