売買規制(ばいばいきせい)
証券取引所は、価格変動や売買状況に異常が認められる場合、またはその恐れがある場合、投資家に不測の損害を与えないよう、売買取引またはその受託について必要な規制措置を行なう。A社株の信用取引が膨らみ相場が過熱したため、東証は売買規制を行った。売買監理銘柄の指定と並び、売買規制は証券取引所が株価の乱高下を抑止する有力な手段です。通常は買い付け代金の30%に設定される信用取引の委託保証金率を50%や70%に引き上げ、大量の取引をやりにくくしたり、新規上場株に限って買い付け代金を上場初日に顧客から集める即日徴収措置などを行ないます。売買規制措置が発動された初日に株価が落ち着いても、翌日から再び乱高下するケースも珍しくありません。

資産づくりとは、これからの人生・暮らしを考えるところから始まります。年代ごとにさまざまなイベントがあり、人生の節目に向けて、どのようにお金を管理し、資産づくりに取り組めばいいのか、考えてみましょう。