深追い(ふかおい)

相場(株価)が高値、あるいは安値の警戒ゾーンにあるにも関わらず、高値を買いにいったり安値を売りにいくこと。「ここは深追い警戒」などと使う。株価の上昇を見てつい買い増ししたくなったが、深追いは禁物と考え、今日は買いを見送り、明日の相場を見て作戦を練り直すことにした。株は安いうちに買い、高くなったら売って利益を出すものです。しかし、実際には株価が上昇すればするほど買いが集まり、反対に株価が急速に下落すれば売りが売りを招く悪循環に陥ることも珍しくありません。このとき、株価の上昇を見て買いを入れても、次の瞬間から株価が下落しかねません。極端な高値では買いを見送ることが賢明とされ、古くは「利食い千人力(りぐいせんにんりき)」といって、利益確定売りを優先させるよう説く相場格言もあるほどです。また、株価が上がり過ぎて売り手も買い手もどうしたらよいか判断できず、売買が細ることがあります。これを「深追い警戒」とよびます。

口座をお持ちでない方へ

資産づくりとは、これからの人生・暮らしを考えるところから始まります。年代ごとにさまざまなイベントがあり、人生の節目に向けて、どのようにお金を管理し、資産づくりに取り組めばいいのか、考えてみましょう。