新しいNISA制度
2024.02.01

新NISAで投資デビューしよう!NISAのメリットと4つのポイントを解説

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文/NISAセンター 松本智則
目次

    NISAの特長とメリット

    NISAとは、日本の個人投資家向けの税制優遇制度です。NISA口座を通じて上場株式や投資信託に投資すると、通常は約20%課税される「売却益・配当金・分配金等」が非課税となるメリットがあります。

    また、新しいNISAでは、投資枠の拡大や非課税保有期間の無期限化など、大幅な制度改定が行われ、生涯にわたる柔軟な資産形成が可能となりました。

    押さえておきたいNISAの4つのポイント

    【ポイント1】年間最大360万円が非課税で投資可能

    「つみたて投資枠」は年間120万円まで、「成長投資枠」は年間240万円までが非課税で利用することができ、2つの投資枠は併用が可能です。

    【ポイント2】非課税保有期間は無期限

    NISA口座で購入した商品は、「つみたて投資枠」「成長投資枠」ともに非課税で保有し続けることができます。

    【ポイント3】非課税保有限度額(総枠)は1,800万円

    非課税で保有できる商品の限度額は1,800万円まで、そのうち成長投資枠では1,200万円まで保有することができます。

    【ポイント4】非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能

    商品を売却した場合は、翌年以降に非課税限度額が復活し、年間投資枠の範囲内で新たな投資に利用可能となります。

    「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違いとは

    つみたて投資枠

    「つみたて投資枠」の対象商品は長期・積立・分散投資に適した株式投資信託に限定されているので、初めての方でも投資を始めやすい特徴があります。

    成長投資枠

    「成長投資枠」は、一人ひとりの目的にあわせた自由な投資が可能で、「つみたて投資枠」よりも幅広い商品から選んで投資することができます。個別株式投資で配当金や株主優待を得る、興味のある会社を投資で応援する、退職金等のまとまった資金を運用するなど、使い方は様々です。また一括投資だけでなく、積立投資での利用も可能です。

    NISA口座で買い付けた上場株式の配当金等を非課税とするためには、証券会社で配当金等を受け取る「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。

    ※1 薄価(=取得価額)残高方式で管理(売却すれば枠の再利用が可能)。成長投資枠は最大1,200万円まで保有可能。 ※2 金融庁の基準を満たした公募株式型投資信託に限定。 ※3 株式は整理・監理銘柄を除く。投資信託は信託期間が20年未満、高レバレッジ型・毎月分配型商品を除外。

    2023年までのNISAについて

    一般NISA・つみたてNISAについて

    2023年末で一般NISA・つみたてNISAともに制度が終了となりましたが、非課税期間終了まで、非課税を継続することができます。

    ジュニアNISAについて

    2023年末でジュニアNISAの投資可能期間は終了となりましたが、購入した年から5年間または、18歳(※4)になるまで非課税を継続することができます。

    (※4)3月31日現在で18歳である年の前年12月31日(一般に、高校3年生の12月31日)まで

    18歳になる前にジュニアNISAの非課税保有期間(5年)を迎えた場合は、継続管理勘定(ロールオーバー専用の非課税枠)で18歳になるまで非課税を継続することができます。継続管理勘定へロールオーバー可能な金額に上限はなく、時価が80万円を超過している場合も、そのすべてを継続管理勘定に移すことができます。自動的に継続管理勘定に移行されますので、別途手続き等は必要ありません。

    2024年以降は年齢や理由に関わらず、非課税で払い出すことが可能です(一部のみの払出しは不可)。その際、ジュニアNISA口座は閉鎖することになります。

    非課税保有期間について

    非課税期間終了後は課税口座(特定口座または一般口座)に払い出しされます。
    課税口座に払い出しされる場合は、非課税期間終了時の時価が取得価額となります。

    ロールオーバーについて

    一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAから新しいNISAへのロールオーバーはできません。


    本ページは2023年12月時点の法令を基に作成しており、
    内容については将来の法令改正等により変更となる場合がございます。


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