
新NISAの始め方とは?取引までの手順や口座開設方法を写真付きで紹介
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「新NISAを始めたいけれど、どうやって口座を開設すればいいのか分からない」
「旧NISAと新NISAの口座は同じなの?」
新NISAに関する疑問が解消されず、なかなか始められていない方もいるのではないでしょうか。
今回は、新NISAの始め方や具体的な申し込み方法、よくある質問について詳しく紹介します。
新NISAの始め方を詳しく解説
新NISAの始め方は以下の3ステップです。
● 金融機関を決める ● 口座開設を申し込む ● つみたて投資枠・成長投資枠の商品を決める
それぞれ詳しく見ていきましょう。
金融機関を決める
新NISAは複数の金融機関で取り扱っています。
いくつか例を挙げると以下のとおりです。
●証券会社 ●銀行 ●郵便局(ゆうちょ銀行) ●信用金庫 ●信用組合
金融機関によっては新NISAの取り扱いの有無が異なるため、まずは自分が気になる金融機関で新NISAの取り扱いがあるか確認してみるのがおすすめです。
それぞれの特徴やサービス内容を比較して新NISAを始める金融機関を決めましょう。
ちなみに、2023年以前に旧NISAを利用していた方であれば、旧NISAの口座を開設している金融機関に新NISA口座が自動的に開設されています。
口座開設を申し込む
新NISAを始めたい金融機関を決定したら、口座開設の申し込みに進みます。
金融機関によっては、以下の2種類の口座開設方法が用意されています。
●オンラインでの口座開設 ●窓口での口座開設
オンラインと窓口での口座開設のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
オンライン | いつでもどこでも申し込める | 分からない箇所は問い合わせが必要 |
窓口 | 担当者と確認しながら手続きを進められる | 店舗の営業時間内しか申し込めない |
ネット証券など一部の金融機関では、オンラインでの口座開設のみ取り扱っている場合もありますので注意が必要です。
また金融機関で証券口座を開設するだけでは、新NISAを始めることはできません。証券口座と合わせて新NISA口座の開設を申し込む必要があります。
次章ではオンライン口座開設の方法を詳しく紹介しています。
記事を見ながら、口座申込を進めてみるのもおすすめです。
つみたて投資枠・成長投資枠の商品を決める
口座開設が完了したら、運用する商品を決めましょう。
新NISAは旧NISAと比較して、年間投資枠が拡大し投資枠の併用が可能となるなど利便性が向上しました。まずは新旧NISA制度を比較してみましょう。
項目 | 旧NISA | 新NISA | ||
---|---|---|---|---|
一般NISA | つみたてNISA | 成長投資枠 | つみたて投資枠 | |
制度の併用 | 不可 | 可能 | ||
年間投資枠 | 120万円 | 40万円 | 240万円 | 120万円 |
非課税保有限度額 | 600万円 | 800万円 |
つみたて投資枠 1,800万円 ※売却すると投資枠は翌年以降に再利用可能 (1,800万円のうち 成長投資枠1,200万円) |
|
非課税保有期間 | 5年間 | 20年間 | 無期限 | |
制度実施期間 | ~2023年末 | 2024年1月~(恒久化) | ||
対象年齢 | 18歳以上の成人 | 18歳以上の成人 | ||
購入方法 | 一括・積立 | 積立 | 一括・積立 | 積立 |
対象商品 | 上場株式・投資信託等 | 金融庁の基準を満たした投資信託に限定 | 上場株式・投資信託等 | 金融庁の基準を満たした投資信託に限定 |
旧NISAでは一般NISAかつみたてNISAのいずれかしか利用できませんでしたが、新NISAでは成長投資枠(旧一般NISA)とつみたて投資枠(旧つみたてNISA)を併用できるようになりました。
年間投資枠も大きく増えたことで、運用の選択肢は大きく広がったと言えます。制度を最大限活用するためにどんな商品が対象なのか気になる方も多いでしょう。
例えば、東海東京証券で取り扱っている新NISA対象商品はこちらから確認することができます。
自分の気になっている投資商品がある場合は、金融機関で取り扱いがあるかも確認しておくとよいでしょう。
新NISA口座をオンラインで開設する方法を紹介
新NISA口座を開設するにはオンライン申込がおすすめです。
窓口での待ち時間も省略でき、いつでもどこからでも申し込みができるというメリットがあります。
開設に必要なのは主に以下の4つのステップです。
今回は、東海東京証券で新NISA口座を開設する際の具体的な方法を紹介します。
口座開設をする金融機関によって手続きが異なることが予測されるため、詳細は各金融機関にご確認ください。
1.氏名とメールアドレスの仮登録 2.本登録用のURLからオンライン開設申込 3.証券会社が申込内容を確認 4.ログイン情報を受領
それぞれ詳しく見ていきましょう。
氏名とメールアドレスの仮登録
まずはインターネット口座開設の申込ページを開きます。
該当ページにある「新規口座開設」ボタンを押してください。
ページが切り替わったら、同意事項の確認を行います。

確認書類に目を通し、該当箇所にチェックを入れると、仮登録の画面に移ります。

氏名とメールアドレスを入力して、「確認画面」に進み、手続きを完了させてください。
本登録用のURLからオンライン開設申込
仮登録が完了したら、入力したメールアドレスにオンライン開設用の申込URLが届きます。
URLをクリックしてオンライン開設申込を進めましょう。
オンライン開設申込では、個人情報の入力や本人確認書類、マイナンバーの提出を行います。
本人確認書類としてご利用いただける書類の一例は以下のとおりです。
●運転免許証 ●保険証 ●パスポート ●住民票の写し
本人確認書類やマイナンバーは撮影して提出が必要です。
撮影した写真がブレていたり、不明瞭であれば撮り直す必要が出てくるため注意してください。
証券会社が申込内容を確認
申し込みが完了すると、証券会社で申込内容を確認します。
申込内容に不備がなければ、最短3営業日には取引が可能となります。不備があった場合は登録したメールアドレスや電話番号に連絡が来るため、対応してください。
ログイン情報を受領
口座開設が完了すれば、証券会社から口座開設の案内に関する書類が送られてきます。
簡易書留で郵送されるため、受け取り時間などを調整してください。
書類に記載されているログインIDやパスワードを入力すれば、取引が開始できます。
新NISAの始め方に関するよくある質問
ここからは新NISAの始め方に関するよくある質問をまとめました。
●新NISAの成長投資枠とつみたて投資枠を別々の金融機関で開設できる? ●新NISA口座を開設したが、既に投資をしていた商品を新NISA口座に入れることはできる?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
新NISAの成長投資枠とつみたて投資枠を別々の金融機関で開設できる?
結論、新NISAの成長投資枠とつみたて投資枠を別々の金融機関で開設することはできません。
NISA口座は一つの金融機関でしか口座を開設できません。成長投資枠、つみたて投資枠は口座ではなく、新NISA口座という箱の中で仕切られている枠と考えるとよいでしょう。
ただし、新NISA口座を開設する金融機関を変更することは可能です。
注意点としては、金融機関の変更は年単位でしかできないことです。既に該当の新NISA口座で年間投資枠を一部でも使用している場合、同年中の金融機関の変更はできません。
ちなみに金融機関を変更する場合、既に新NISA口座で保有している残高は変更前の金融機関で継続保有できます。
既に別の金融機関で新NISA口座を持っているけれど変更したいと考える方は参考にしてください。
新NISA口座を開設したが、既に投資をしていた商品を新NISA口座に入れることはできる?
新NISA口座を開設した後に、既に通常の課税口座で保有している商品を新NISA口座に移管したいと考える方もいるのではないでしょうか。
結論、既に課税口座で投資している商品を、新NISA口座に直接移管することはできません。
課税口座で保有している商品を非課税で運用したいのであれば、一度売却して新たに新NISA口座で購入する必要があります。
一度売却して非課税口座に移したほうが良いかは、課税口座で保有する商品の損益状況やその後の市場動向、新NISAの非課税投資枠の利用状況によって変わるため、一律には判断できません。
また、仮に課税口座で損の状態で商品を売却し新NISA口座で新たに買いなおして利益が出ても損益通算はできない点も注意が必要です。
課税口座と新NISA口座それぞれの税制の特徴を考えて、焦って売却せずに自分に合った運用を検討してみてください。
まとめ
今回は新NISAの始め方について、金融機関の決定から投資商品の購入までの流れや、具体的なオンライン口座開設の手順を紹介しました。
新NISA口座はオンライン口座開設を活用すれば、いつでも時間を気にせずに口座開設が可能です。
また、東海東京証券で新NISA口座を開設するメリットは以下のとおりです。
●オンライントレードでのお取引が簡単 ●NISA専門コールセンターで充実のサポート ●証券会社ならではの豊富な商品ラインナップ ●無料セミナーや資産形成を学べるイベントが充実
新NISAを始めたいけれど、どこで始めようか迷っている方は、ぜひ東海東京証券に相談してみてください。


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