【5分で読める!】こどもNISAとは?制度のポイントをやさしく解説
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物価高が続く昨今、お子さまの将来の教育費について「今の準備だけで足りるのかな」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
習い事や留学など、さまざまな選択肢に備えるためにも、「貯蓄」だけでなく、「投資」を組み合わせてお金を準備するという考え方が注目されています。
こうしたニーズに応えるべく、政府の「令和8年度税制改正大綱」では、未成年でも利用できる新しいNISAの仕組み(通称:こどもNISA)の導入が議論されています。
本記事では、「こどもNISA」の概要について、現時点での検討案をわかりやすく解説します。
そもそも、教育費はいくらかかる?
まずは、お子さまの将来を見据えて、幼稚園から高校卒業までにかかる学習費総額の平均を見ていきましょう。
文部科学省の調査(令和5年度子供の学習費調査)を基にしたデータによると、学習費総額は以下のようになっています。
●すべて公立の場合:合計 約614万円 ●すべて私立の場合:合計 約1,969万円
さらに大学へ進学する場合は、ここから別途、数百万円単位の学費や生活費が必要になる可能性があります。
これほどの大きな金額を準備しておくのは、簡単なことではありません。
だからこそ、将来の出費を見越して「非課税で長期運用をする」という備え方が、これからの子育て世代にとって大切な選択肢の1つとなり得るのです。
「こどもNISA」の制度概要
現在議論が進められている「こどもNISA」では、いくつかの案が示されています。現時点で公表されている主な検討内容は以下のとおりです。
このように、こどもNISAは、お子さまの将来に向けて長期的に資産形成を行える仕組みを意識して設計されています。
ジュニアNISAより使いやすい?「引き出し」の柔軟性
かつての「ジュニアNISA」を知っている方は、「途中でお金を引き出せるのか」という点が気になるのではないでしょうか。
ジュニアNISAでは、原則として「お子さまが18歳になるまで引き出しができない」というルールがありました。
一方、新しい案では、お子さまが12歳に達した後は、一定の条件(教育費としての利用など)のもと、途中で引き出すことができる柔軟な仕組みが検討されています。
中学・高校の入学準備や急な進路変更にも備えたいという、子育て世帯のリアルな使い勝手に合わせた設計になるかもしれません。
18歳になった後はどうなる?
お子さまが18歳を迎えた後の運用はどうなるのでしょうか。
現在検討されている案では、お子さまが18歳を迎えると、口座内の資産は自動的に18歳以上向けのNISA口座へ引き継がれる予定です。
新しくNISA口座を作り直したり、資産を移し替えたりする手間がなく、18歳以降もスムーズに資産運用を続けられる仕組みが想定されています。
利用する前に知っておきたい注意点
こどもNISAは比較的リスクを抑えた運用が想定されていますが、投資である以上、あらかじめ知っておくべき注意点があります。
1. 元本保証ではない
市場の動きにより、投資した金額を下回る「元本割れ」の可能性があります。
2. 長期運用が前提
短期的な利益を狙うものではなく、将来を見据えた「長期・積立投資」が基本のスタイルです。
3. 制度変更の可能性
2027年の開始が予定されていますが、制度の詳細が変わることもあるため注意が必要です。
また、現在は18歳になるまでは教育費などの目的以外で引き出すことができない仕組みが想定されています。そのため、生活資金を圧迫しない範囲で、無理のない資金計画を立てることが大切です。
「こどもNISA」の今後のスケジュール
現在、早ければ2027年1月からの開始を目指して準備が進められています。
まだ詳細なルールは確定していませんが、制度開始とともにスムーズに利用できるよう、今のうちから次のような準備をしておくと安心です。
●運用の目的を明確にする 大学の入学金や学費、留学費用の確保などの目的を明確にし、 将来的に想定される支出から、どの程度の金額を目指すのか把握しておく。
●運用資金をどう準備するか
現在の収入、支出を把握し、投資に回せるお金(余裕資金)がどれくらいあるのかを確認しておく。投資に回せるお金が少ない場合は、支出を見直したりするなど家計管理を行う。
制度の最新情報については、ニュースなどで継続してチェックしていきましょう。
まとめ
今回ご紹介した「こどもNISA」は、お子さまの将来に合わせて長期的な資産運用ができる魅力的な制度です。
制度内容はまだ確定ではないため、今後変更される可能性はありますが、制度開始に向けて事前に準備しておくことが大切です。
ご家庭で「いつまでに、いくら準備したいか」を話し合ったり、家計から運用に回せる資金をシミュレーションしたりすることから始めてみてはいかがでしょうか。
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