信用取引がはじめての方
信用取引の種類と売買の仕組みって?
信用取引の種類と売買の仕組み
1.制度信用銘柄と一般信用銘柄
信用取引には、一般信用取引と制度信用取引の2種類があります。
制度信用取引は、取引所が公表している制度信用銘柄の選定基準を満たした銘柄だけを対象とする信用取引のことです。
一方、一般信用取引は、投資家と証券会社の間で契約を結び、投資家は借りた資金に一定の金利を上乗せして返却する必要がありますが返済期限は、原則、無期限となります。
制度信用取引が可能な銘柄、返済期限などが取引所規則で定められていることから、選定基準は厳しい分、一般信用取引に比べ、金利は低めに設定されています。
2.売買の仕組み~買建てと売建て~
信用取引では、証券会社から資金を借りて株式を買付したり、株を借りて売却し、値下がりしたところで買い戻して利益を得る「空売り」をしたりすることを「建てる」と表現します。
買建てについて
「買建て」とは、保証金を担保にして証券会社から買付けのための資金を借りて、株を買うことをいいます。決済方法には2種類あり、買建てた株券を返済のために売却して決済を行う方法と、買建てた株券の代金を返却し、株の現物を引き取る「現引き(品受け)」という方法があります。
売建てについて
「売建て」は、委託保証金を担保にして証券会社から株券を借りて、その株を売却することをいいます。決済方法には、売建てた株券を返済のために買い戻して決済を行う方法と、売建てた株券と同じ銘柄・同じ株数を証券会社に引き渡して借り株を返済し、売付けの代金を受け取る「現渡し(品渡し)」という方法があります。
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