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債券クラス 外貨建て債券のリスク

外貨建て債券への投資は国内債券のリスクに加え、為替リスクが伴います。

リスクの種類

外貨建て債券には以下の3つのリスクがあります。

1. 信用リスク
2. 価格変動リスク(金利変動リスク)
3. 為替リスク

信用リスクと価格変動リスクに関しては「債券の主なリスク」をご覧ください。為替リスクはもう一度ここでご説明いたします。

為替リスク

外貨建て債券など、外国の通貨で利子(図中(2))や償還金(図中(3))が支払われる場合、それぞれの受取り時点における為替水準によって、円での受取り金額や評価額が変動します。
円安になった場合、円での受取り金額は増え、為替差益を得ることができますが、円高になった場合、円での受取り金額は減り、為替差損を被ることになります。これを為替リスクといいます。

外貨建て債券(ドル建て)を1万ドル分購入し、償還金を受け取る場合を例にご説明いたしましょう。

(1)購入時の為替レート 1ドル=120円
10,000×120=120万円・・・購入時に支払った金額

(2)満期時の為替レート 1ドル=130円だったら・・・
10,000×130=130万円・・・10万円の為替差益

(3)満期時の為替レート 1ドル110円だったら・・・
10,000×110=110万円・・・10万円の為替差損

為替リスクを減らすには?

「円高抵抗力」を覚えておきましょう

外貨建て債券は、外貨で受け取った利子や償還金を円に替えると、その受け取り額が為替レートに左右されるんですね。受け取るときに円安になってくれれば良いんだけれど・・・どきどきしちゃいますね。為替リスクってどうにかならないんでしょうか?

外貨建て債券の魅力の1つは高金利でしたね。為替リスクを減らす方法の前に、まず「円高抵抗力」という言葉を覚えておきましょう。意味はそのままどれくらいの円高までなら抵抗する力があるのか(どれくらいの円高まで収益がマイナスにならずにすむか)ということです。
外貨建て債券の利率は高いのである程度の円高抵抗力があります。
下のグラフをご覧ください。これは以下の条件でドル建て債券を購入したときの円高抵抗力のシミュレーションです。(実際はこの通りになるとは限りません。)

【条件】

利率 4.00%(年)
期間 3年
元本 10,000ドル
購入時の為替レート 1ドル=120円
円ベースの投資元本 1,200,000円
3年間の受け取り利息(税引き後) 960ドル
利子+償還金(税引き後) 10,960ドル

【このグラフに関する注意事項】

  • 利子は全て受け取り後、再投資しないものとしています。
  • 償還差益に対する課税は考慮していません。
  • 買付時から償還までの全利払い金額と元本を償還時の為替レートで一括して円に転換すると仮定しています。

この債券の場合、1ドル=109.49円までの円高には耐えられるということですね。

もちろん、この場合1ドル=109.49円まで円高が進行してしまうとプラスマイナスがゼロになってしまいますから、だったら同じ期間に利率の低い日本の債券を購入しておいた方が良かったかもしれないという考え方もできますね。

外貨MMFを活用しましょう

円高抵抗力については分かったんですが、もし為替レートが1ドル=109.49円を下回ってしまったとしたら・・・やっぱり損をするしかないのでしょうか?

セレナさん。為替リスクはどんなときに気をつけなくてはいけないリスクなのかを思い出してみましょう。

ええと、外貨を円に転換するときですよね。

そうです。ということは、為替差損が発生してしまいそうなときは利子や償還金を円に転換せずに外貨のまま保有していればいいわけです。そして為替レートが問題のない水準まで戻ったところで円に転換するのですよ。

外貨のまま保有する方法って?

外貨MMFを活用しましょう。セレナさんはMMFはご存知ですよね。

はい。安全性と換金性の高い公社債投資信託ですよね。

そうです。MMFは元本割れの可能性が低い債券を組み込んでいます。外貨MMFは外貨建てのMMFです。
外貨建て債券の利子や償還金でそのまま外貨MMFの買付をすることが可能です。
外貨MMFの良いところは、流動性が高い(売買したい時に売買できる可能性が高い)こと、対象通貨の短期金利に連動すること、為替差益に対して非課税であるということです。投資を始めるときに将来もらえる利子の額が外貨ベースで確定している外貨建て債券とは異なり、外貨MMFの利回りは運用成績によって変動していますが、外貨MMFにいれておけばその間にお金を運用することができますね。


≪外貨建て債券の魅力

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※この情報は2011年7月時点の情報です。