HOME > 投資の基本レッスン > 債券クラス > 外貨建て債券を売買するには?
債券クラス 外貨建て債券を売買するには?

外貨建て債券の売買の方法を勉強しましょう。

※以下、東海東京証券の場合を例にご説明します。金融機関によって異なる場合がありますので、ご注意ください。

売買の流れ

外国証券取引口座の開設

外国証券取引口座とは外国証券の売買を行ったり、売買代金の決済をしたり、その他外国証券の取引に関する金銭の受け渡しなどを全て処理する口座のことです。外国証券とは、外国株式、外国債券、外国投資信託、外国預託証券などのことを指します。

*東海東京証券の場合は、現在、証券総合口座を開設する書類が外国証券取引口座を開設する書類を兼ねています。すでに外国証券取引口座を開設していらっしゃる方は新たに開設する必要はありません。

*外国証券取引口座を開設しているかどうか分からない方は、お取引のある金融機関にご確認ください。

*東海東京証券では外国証券取引口座の管理料は無料ですが、口座管理料がかかるかどうかは金融機関によって異なります。

外貨建て債券の購入を検討するには?

外貨建て債券のパンフレットを見てみる

たまる先生、外貨建て債券を購入するかどうか検討してみたいんですけど、どうすれば商品の情報が得られますか?

まずは証券会社などが作成しているパンフレットを見てみましょう。店舗まで行かなくてもホームページに掲載している金融機関もありますよ。

パンフレットの見方

【パンフレットの例(新発債)】

*このパンフレットは架空の会社のものです。記載された企業や金融商品などは、現実の企業や金融商品などとは一切関係ありません。




このパンフレットは架空の外国の銀行が新たに発行する債券(新発債)のものです。
上から説明していきます。

(1)発行体(発行者)

発行体とはこの債券を発行してお金を集める企業や国・団体のことでしたね。このパンフレットでは「OTOME銀行」という銀行が発行するようです。

(2)満期

満期(償還)とはこの債券の元本が投資家に返還されて、お金の貸し借りが終了する時期のことでした。このパンフレットによれば、この債券は2009年7月20日に満期を迎えます。

○○建て債券
外貨建て債券は元本の払い込み、利子の受け取り、償還金の受け取りが全て外貨で行われますね。このパンフレットではニュージーランドドルで行われることがわかります。

売り出し期間
この期間中に金融機関にこの債券を購入したい旨を伝えます。ただし、販売額の上限がありますので、売り出し期間中であっても売り切れになり購入できないこともあります。

(3)期間

今購入すると満期までどのくらい保有するのかという期間のことです。

(4)利率

この債券を保有していると、元本(投資金額)に対して何%の利子がもらえるのかを示しています。利率は課税前と課税後によって異なりますから、確認するときは注意が必要です。この債券の場合、課税前で7%の利子がもらえるのですが、利息に対して20%の税金がかかりますので(源泉分離課税)実質的には、7%×0.8=5.60%の利子がもらえることになります。(ただしこれはニュージーランドドルで受け取った場合です。利子をもらうときに日本円に転換すると、そのときの為替レートによって手取り金額が変わります。)

(5)お申込みメモ

売り出し価格
額面金額については額面金額って何?の中でお話しましたね。
この債券の場合は、例えば額面1,000ニュージーランドドルを購入するのに、1,000ニュージーランドドルを払い込むことが記載されています。

お申込み単位
この債券の場合、「額面1,000ニュージーランドドル単位」ですから、“1,200ニュージーランドドル買います”という注文はできません。

受渡日(受け渡し日)
債券の保有者となると同時にお金の支払いの決済する日です。つまりこの日までに金融機関にお金を支払う必要があります。

利払い日
利子が支払われる日のことです。

償還日
この債券の満期日、つまりお金の貸し借りが終了し元本が投資家に返還される日のことです。

格付け
格付けとは、専門の格付け機関が発行体の財務状態などを総合的にみて、信用度はどのくらいかを示したものでしたね。格付けが高ければ高いほど安全性は高いことになります。

(6)重要事項の説明

この債券のリスクについて説明しています。必ず目を通しましょう。

(7)本債券に関する税金

この債券を購入した場合、何に対してどのくらいの税金がかかるのかを説明しています。

外貨建て債券売買の特徴

外貨建て債券はほとんどの場合、取引所等に上場されることはなく、また上場されたとしても、上場株式のように取引所等で頻繁に売買されることはありません。投資家の皆様が外貨建て再建を購入または売却する場合は、取引所を介さず、証券会社等の金融機関と直接売買を行います。これを「相対取引」(あいたいとりひき)と言います。したがって、同じ外貨建て債券を売買する場合でも取引の相手(金融機関等)によって、価格等の取引条件が異なることがあります。

金融機関で説明を受け、目論見書(もくろみしょ)を受け取る

パンフレットはこの債券の概要のみを記載しています。詳細については目論見書(もくろみしょ)に記載されていますので、債券を購入する前に金融機関から目論見書を受け取り、必ず目を通します。分からないことがあれば購入を決める前に、金融機関の人から説明を受けましょう。

購入代金の決済って?

取引したい金融機関に購入したい旨を伝えたら、購入代金を支払う必要があります。いくらをいつまでにどのような方法で支払えばいいのかを金融機関に確認して、その指示のとおり支払います。
通常は、受け渡し日までに購入代金を支払えばよいのですが、その証券会社と初めて取引をする場合は前もって購入代金の概算金額を申込みの前に支払っておく必要があります。

取引報告書って?

お金の決済が終わると、その債券の保有者になります。数日後に取引報告書が送られてまいりますので、内容を確認しましょう。内容とは誰が、何を、いつ、いくらで購入したのかということです。

中途売却をするには?

さきほどご説明したように、外貨建て債券は取引所等で売買されることがほとんどありませんので、外貨建て債券を途中で売却する場合、実際には購入した金融機関が提示する価格で買い取ってもらうケースが多いようです。その際、場合によっては投資した元本を下回る債券価格でしか売却できないこともあります。


≪外貨建て債券のリスク

 
金融商品等の取引に関するリスクと諸費用について

金融商品をご投資いただく際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格等の変動による損失が生じるおそれがありますので、金融商品等の取引に際しては、当該商品等の契約締結前交付書面等をよくお読みください。

※この情報は2011年7月時点の情報です。