証券用語集配当落ち(はいとうおち)
配当を受ける権利が確定した翌営業日のこと。理論上、1株当たりの配当金分だけ株価が値下がりすることをいう。
用語の使用例
配当の権利落ち日は売り物が多かったが、すぐに買われ、終値では配当落ち分を埋めて値上がりする銘柄のほうが多かった。
もっと知りたい!
3月期決算企業では、3月末から数えて3営業日前が配当の権利確定日。3月31日が金曜日なら、火曜日の28日の大引け時点で株主になっていれば、期末株主として配当を受け取ることができます。株主優待の対象になったり、株主総会への出席資格を得られたりもします。そして29日には配当を受け取る権利がなくなり、配当金の分だけ株価が値下がりします。これを権利落ちといいます。予想配当金が50円なら、3月29日に買うと配当金50円をもらえないので、株価が50円下がるわけです。ただ、実際には配当の権利落ちで50円下落するはずが、値下がりしないこともあります。「配当落ちを埋める」といい、投資家の人気の強さを示すと考えられます。