証券用語集売買監理銘柄(ばいばいかんりめいがら)
証券取引所は、公正な価格形成と円滑な流通を確保する目的で、特定の銘柄の株価変動や売買状況に異常が認められた場合、投資家に注意を喚起するため、売買監理銘柄に指定し、さまざまな規制措置を図っている。
用語の使用例
赤字企業の株が連日のように急騰していたが、今日ついに売買監理銘柄に指定された。投機グループの買いが株高の原動力だったとみられる。
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円滑な売買機会の提供は証券取引所の使命です。特定銘柄の売買高が急増したり、株価が不自然な乱高下を繰り返したりする場合、企業の実態と著しくかけ離れた株価が形成されかねません。そこで証券取引所は当該銘柄を「売買監理銘柄」に指定し、通常は日々信用取引残高を公表するなどの措置を発動します。株式市場では、こうした措置が実行されると「規制が入った」と表現します。売買監理銘柄は値動きが激しくなることが多く、初心者にとって不向きと考えられます。