証券用語集スペキュレーション取引(スペキュレーションとりひき)
株価の変動を利用して、短期的な売買を主体に利益を得ようとする取引のこと。スペキュレーション取引をする人のことをスペキュレーターと呼ぶ。
用語の使用例
先物を使ったスペキュレーション取引も活発に行なわれ、出来高が増加した。
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市場にはつねに一定のスペキュレーター(投機筋)がいます。こうした投機筋と呼ばれる人たちは、基本的に短期売買で、かつ大きな資金を動かす傾向があるため、マーケットのかく乱要因などと思われがちですが、投機筋がつねに売り買いを繰り返しているからこそ、マーケットは流動性を維持できるということを忘れてはいけません。流動性が低いマーケットでは、売り買いそのものが自由にできなくなりますし、価格の乱高下が大きくなります。実需の裏付けのない投機という悪いイメージを持つ人もいますが、市場の流動性という観点からは必要な存在ともいえます。