LIBORとは、ロンドン市場での銀行間で短期でお金を融資する際の金利のことで、この融資は無担保で行われ、金利のみが銀行の信用力を表します。例えば資金難の銀行はより多くの金利を出さないと借りることができません。銀行は調達した短期資金を元に、住宅ローンなどの各種金融商品の金利を決めますが、その指標としてLIBORを使用します。例えば、「LIBORに0.3%上乗せ」したものが、ある銀行のローン金利となります。同様に企業向け融資、デリバティブ商品や社債、教育ローン、クレジットカードの金利の基準にもなっていて、国際的な短期金利の指標となっています。