DVP(Delivery Versus Payment)とは、『証券の引渡し=Delivery』と『代金の支払い=Payment』の双方に条件を設けます。そして、どちらか一方しか行われない場合はもう片方も行われることがないようにすることです。これによって、どちらかが損得することを防ぐ仕組みです。日本では1994年4月に国際のDVPによる決算が実現しました。その後、地方債や株式、投資信託に関しても決算ができるようになっていき、2001年には国債決算も可能になり、現在では多くの場面で用いられるようになりました。