東証Mothersとは、東京証券取引所が1999年に創設した市場です。MothersはMarket of the high-growth and emerging stocksの頭文字を組み合わせています。高い成長や拡大が期待される事業や新たな技術・発想に基づく事業を行なう成長の可能性のある企業に資金調達の機会を与えて、投資家に新たな投資物件を提供することを目的としています。企業の設立後の年数や利益についての基準はなく、審査期間も短く、上場後は投資家に対するディスクロージャーの強化を強めて透明性の高い市場を目指しています。なお、東京証券取引所は2022年4月に市場区分の見直しを行い、東証1部、2部、マザーズ、ジャスダックの4市場を廃止し業績や時価総額などを基準に、新たに「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の3市場に再編しました。