既存の株式で、任意数の株式を1株に統合することによって、発行済の株式数を減らす手法のことを株式併合と言います。例えば、元ある4株を、1株に統合すると、発行済株式数は4分の1になる代わりに単価が4倍となります。理論上は、株式価値自体には影響を及ぼしません。しかし、株式併合によって、端株主を増やすなど株主の利益に重大な影響があるため、2001年の商法改正以前は、原則的に株式併合は禁止されていました。2001年の商法改正以降は規制緩和が行われ、株主総会に理由を開示し、特別議決の承認が得られれば実施することが可能となります。