デジタル・クーポン債とは、株式や為替レートなどの対象とされる資産の価格が基準値を上回ったか、下回ったかなどの状況をもとに、利率が決定される債券です。指標の中で判定レートの基準を設け、その基準に従い金利が決定されます。例えば購入時の日経平均を基準とし、金利判定日の日経平均が購入時の85パーセント以上であれば1〜2パーセントと高い金利、低ければ0.2パーセントなどの低い金利が適用されます。金利の基準が2つ以上設けられるため、0と1で数値を表現する2進法を利用したデジタルコンピューターが名称の由来と言われています。