全国消費者物価指数に連動して元金額が増減する国債を物価連動国債と言います。例えば、額面で100万円の物価連動国債を購入し、1年後に全国消費者物価指数が2%上昇した場合、国債の元金額も2%増え、物価に連動して変動した元金額を想定元金額と言います。想定元金額は増減するために、増加した場合の利子は多くなりますが、減少した場合は逆に少なくなります。日本では平成16年に機関投資家向けに10年物の物価連動国債が発行されましたが、平成20年に一度発行が停止しています。そして平成25年に発行が再開され、平成27年には個人保有が解禁されます。