企業が決算期間に稼いだ最終的な利益のことで、「最終利益」とも呼ばれる。法人税が引き下げられたため、当期利益が大きく増加した。増益分の5割は配当金として株主に還元し、残りは設備投資に充て、売り上げを伸ばす計画の企業が多い。当期利益は最終利益とも純利益とも呼ばれます。経常利益に遊休地の売却益や不良在庫の処分に伴う損失といった一時的な損益を加味し、さらに法人税や住民税などを差し引いて、最終的に企業の手元に残る利益です。サラリーマンにとって給料から所得税や年金を引いた手取り額と考えるといいでしょう。当期利益から配当や自社株買いといった株主への利益還元に使った額を差し引いた分が内部留保となり、将来の設備投資や企業買収などの原資となります。
