経済は大きく分けて、「マクロ経済」と「ミクロ経済」に分類される。「マクロ」の本来の意味は「巨大な、大きい」を表し、経済活動を全体的に捉えることを指す。マクロ経済的な視点からすれば、景気回復のカギとなるのが個人消費の拡大で、そのためには賃上げが必要となる。マクロ(Macro)は経済全体を意味し、巨視的と訳されます。国内総生産や鉱工業生産指数、消費者物価指数など一国の経済全体の動きを示す統計をマクロ統計と総称します。マクロ統計の改善は景気の改善を示唆していることが多く、世界中で分散投資する海外年金基金など機関投資家が国別の資金配分を決定する際にマクロ統計を重視しています。