売買しやすい適当な値段のこと。日経平均株価は連日のように下落しているが、よく見ると、反転している株式もある。共通点は株価下落で値ごろ感が強まったことだ。業績や配当利回りの良さに比べて株価の水準が低く、手ごろな値段で買える株は「値ごろ感が強い」といわれます。値ごろ感を示す客観的な指標はなく、投資家の感覚的なものですが、株価は市場参加者による多数決の結果でもあり、無視できません。値ごろと似た証券用語に「値惚(ねぼ)れ」があります。値段に魅了されて買うことをいいますが、単にこれまでの水準が高すぎただけで、値ごろでも割安でもない場合も多々あります。一般に「値惚(ねぼ)れ買い」は危険とされています。