持続的に成長が期待される株式のこと。単に過去の利益成長が高いだけでなく、業態や製品開発力などから総合的に判断し、将来にわたり高い利益の伸びが期待できる企業の株式のこと。将来の成長期待が高い中小型株を中心に物色される成長株相場となった。成長企業の中には、業績が毎年倍々ゲームで伸びていく企業もあります。したがって、現在のPER(株価収益率)が仮に500倍だったとしても、株価が現状維持で、かつ利益が倍になれば、PERは半分に低下します。利益が3倍、4倍、5倍というように伸びていけば、さらにPERは低下していくので、まだまだ株式を買えるという判断も成り立ちます。ただし、成長株はこのような理由で大きく買われる傾向があるため、業績の伸びなどに陰りが見えてくると、一気に売られる傾向も生じてきます。したがって、PERやPBR(株価純資産倍率)などが割高な成長株に投資する場合は、つねにこのリスクを念頭に置いておく必要があります。