米国連邦公開市場委員会日本銀行の政策委員会・金融政策決定会合に相当する。FRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)理事と連邦準備銀行総裁(地区連銀総裁)が参加する米国の「金融政策の基本方針を決定する会合」。FOMCの構成メンバーは12名だが、そのうちの7名はFRBの理事で残り5名はアメリカに12地区ある連邦銀行の総裁。連邦銀行総裁のうち1名はニューヨーク連邦銀行総裁が務めることになっており、残りの4名は他の連邦銀行総裁が持ち回りする。FOMC声明で、当初の予定通りFRBは住宅ローン担保証券(MBS)の買い取り額を月150億ドルから100億ドル、長期国債は月200億ドルから150億ドルに減額することを全会一致で決定した。FOMCとは、米国の金融政策を決定する委員会で、定期的に約6週間ごと年8回開催されます。米国の景気が過熱すれば引き締め策(利上げ)、景気が後退すれば緩和策(利下げ)を実施します。金融超大国である米国の金融政策は、株式・債券・為替市場に与える影響が絶大で、その動向は世界中の機関投資家や個人投資家に注目されています。リーマンショックに端を発する金融危機の際、米国の政策金利は大幅に引き下げられほぼ0%まで低下。緊急措置として3回にわたる大幅な量的金融緩和(QE?〜?)が実施されました。