企業が本業でどれくらいの利益を稼いだかを示す数値。一般事業会社では、売上高から製造原価や仕入原価などの売上原価と、販売費・一般管理費(販売・管理部門の人件費、広告宣伝費など)を差し引いて計算。数値がマイナスの場合は営業赤字、営業損失などという。A社は、第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期比3%増の1350億円、営業利益は同98%増の268億円、純利益は105億円。通信事業が好調だった。企業会計の損益計算書では、収入や経費の性質に応じて段階的に利益を計算します。売上高から仕入れた材料等の原価を差し引いたものが売上総利益(粗利益)、そこから販売費と一般管理費を引いたものが営業利益です。営業利益は本業で得られる利益を表しており、真の収益力=実力がどうなっているかが分かります。もし営業利益がマイナス(赤字)であれば、本業では儲けが出せていない、問題のある状態であると考えられます。