本来の価値から見て割安な株式のこと。株価判断のモノサシとして、PER、PBR、ROEがある。A社株は軟調に推移しているが、PBR、PERや配当利回りで見ても割安感が強いのでバリュー株といえよう。いずれ評価され、水準を切り上げるだろう。株価が企業価値を下回っていると考えられる株式を買う投資手法をバリュー株投資といいます。割安さの判定にはPER(株価収益率)が多用されます。株価が1株当たり利益の何倍かを示すものです。A社の株価が1株利益の5倍、B社が20倍なら、A社が割安というわけです。また、配当利回りも単純なだけに説得力ある指標として支持されています。配当利回りがA社株が1%、B社株が3%ならB社株に軍配が上がります。PBR(株価純資産倍率)も代表的な指標です。企業の解散価値を示し、1倍割れは割安といえます。バリュー株の反対語はグロース(Growth、成長)株で、グロース株投資では企業の成長性を吟味して銘柄を選別します。