市場全体、あるいは個別銘柄の動きがはっきりした上昇、または下降トレンドを持たず、一定の範囲内で推移すること。日経平均株価は上下500円幅の小さいボックスを形成していたが、米国株の急騰を材料にボックス相場を抜け、株価水準を切り上げた。箱(Box)が由来です。株価が上に行くと上値手抵抗線で弾き返され、下に行けば下値抵抗線で下落しないという状態が続くと、いつの間にかボックスが出来上がります。投資家はボックスの上限に近付くと利益確定売りを出し、下限付近ではここが底値だと見て買いを入れるため、結果的にボックスが強固になります。ボックスを打ち破って上昇すると、これまでボックスを前提に取引していた投資家が慌てて買い戻しを入れるので、株価上昇に弾みがつくケースが少なくありません。
