ヤリは「売り」のこと。売り注文に対して、それに見合う買い注文がなく、売買が成立せずに値がつかない状態のこと。一般的には「売り気配」という。1000円買い気配で300,000株あるのに対し、売り気配は1001円から1100円までの合計50,000株しかないので、今日は暴騰必至だ。市場に出ている未約定の売り注文の売却希望価格を「ヤリ気配」または「売り気配」といいます。また、売却希望価格の出ている注文自体をヤリ気配ということもあります。株式市場では古くから、「売り」ではなく「ヤリ」と表記してきました。由来には諸説ありますが、例えば「1000株ウルベシ」では「得るべきだ」と解釈すれば買いになりますが、逆に「売るべきだ」とも解釈できます。そこで、売りをヤリと言い換えたとの説があります。