証券用語集株式分割(かぶしきぶんかつ)

1株の株式をいくつかに分割して、発行済みの株式数を増やすこと。1株を5株に分割すると株式数は5倍になるが、理論上、1株の価値は5分の1になる。例えば、1株1000円の株式を5株に分割すると、1株保有していた人は5株保有することになるが、権利落ち後は1株が200円(1000円の5分の1)になり、資産価値は変わらない。一般的には、株式の流動性を高めるため使われることが多い。

用語の使用例

A社は、10月1日をもって1株を5株に株式分割すると発表。分割で投資に必要な最低金額を引き下げ、株式の流動性を高め投資家層の拡大を図る。

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IPO(新規株式公開)してから間もない企業、1単位の株価が高い企業、株式の流動性を高めたい(高める必要がある)企業などが、株式の分割を行ないます。仮に、分割1→2であれば100株は200株に増えますが、株価や配当は2分の1になります。理論上、会社の価値=時価総額自体は不変ですが、株式分割により多くの投資家が買いやすい価格になるメリットがある上、分割前の配当を据え置く場合には好材料となります。そのため、株式分割の発表は投資家の関心事になる場合が多いのです。

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