証券用語集時間優先の原則(じかんゆうせんのげんそく)
証券取引所における売買注文処理のルールのひとつ。同一銘柄、同一値段の注文は時間が先のものから順番に売買を成立させることで、ザラ場中の取引は、この原則が適用される。
用語の使用例
A社の株価がストップ高比例配分になったため、時間優先の原則は通用されなかった。
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指値買いの注文が出された場合、高い指値が安い指値に優先して売買成立することを「価格優先の原則」といい、同一銘柄、同一株価での指値注文の際に、注文時間の早い順に売買を成立させる「時間優先の原則」に優先します。ただし、売り注文に比べて買い注文が圧倒的に多い場合、株価はストップ高となります。ストップ高で取引を終えると、時間優先の原則は適用されず、全ての買い注文が同時に出されたものとして、注文を出している証券会社の数、注文の量に応じて、比例配分が行なわれることになります。