証券取引所の売買で、どの証券会社がどの銘柄に、どれだけの売りまたは買いを行なったかという売買状況を示すもの。このところ外資系証券の手口が増えているが、注文を出したのは海外投資家ではなく、大手生命保険会社の海外現地法人らしい。株式市場では、売買注文を出した証券会社のことを「手口」と呼びます。犯罪の具体的な手法のことではありません。現在、株式売買の手口、つまり売り買いの注文を出した証券会社名を知ることができるのは証券取引所だけですが、かつては手口が公開されていました。株価指数先物取引では今も、売買高の多い証券会社の手口が公表され、外資系証券の買いが増えると、「海外投資家が買いに動いた」などの観測が広がります。
