株式年金資金に外国株式!?
外国株式などに分散投資される年金資金
年金資金の運用資産構成
国民が支払った年金(国民年金・厚生年金)の保険料は、信託銀行や投資顧問会社によって運用されています。
右のグラフは市場で運用されている年金資産の構成を示したものですが、そのうちの12.3%は外国株式で運用されています。
自営業者やサラリーマンは国民年金や厚生年金を納めているので、年金資金が外国株式で運用されているということは、間接的に外国株式に投資をしているということになります。
国民年金と厚生年金の運用の仕組み
国民年金・厚生年金の保険料は厚生労働大臣のもとに集められます。しかし、厚生労働省がこれを自ら運用するのは大変なので、集まった資金は年金積立金管理運用独立行政法人に寄託されます。行政法人に寄託されたお金は「年金資金運用基金」と呼ばれ、市場運用部分と財投債引受部分に分かれます。市場運用部分の実際の運用は「機関投資家」と呼ばれる複数の信託銀行や投資顧問会社などに委託されます。
年金積立金管理運用独立行政法人のホームページでは、わたしたちの年金がどのように運用されているのかという概況をチェックすることができます。同じく、厚生労働省年金局のホームページでも年金積立金運用報告書が公表されています。また、財投債について知りたい方は財務省のホームページの財政投融資をご覧ください。