株式ステップアップするために

相場の見方を覚える

相場(株式市場)の見方には2つのタイプがあります。
1つめが、頂上から相場を見下ろす「トップダウンアプローチ」です。景気をはじめとした経済環境はどうなのか、他の投資家の動向はどうなのかなどを考え、株式投資のタイミングや投資する業種などを判断します。
2つめが、底から相場を見上げる「ボトムアップアプローチ」です。個別企業の業績、株価指標、需給動向(信用残など)、テクニカル分析の結果を考慮して個別の銘柄への投資を判断します。

銘柄を選ぶ手法

銘柄選びの手法は大別すると、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析に分類されます。

  ファンダメンタルズ分析 テクニカル分析
どんなもの? 株価が変動する本質的な要素(経済動向、企業業績など)をもとに相場(株式市場)を分析する方法 過去の経験・株価・時間・出来高などの
データや経験則をもとに相場(株式市場)を分析する方法
目的は? 企業業績から将来の株価の方向性を予測すること
  1. 相場を数学・統計的に把握すること
  2. 将来の株価の方向性を予測すること
前提となる考え方は?
  1. 株式はもともと価値を持っている
  2. 株式のもともとの価値とは、需要(買いたい)と供給(売りたい)のバランスに基づいて示されるものである
  1. 株価の動きは全てを織り込む
  2. 株価の動きはトレンドを形成する
  3. 需要と供給のバランスはすべての材料に優先する
  4. 歴史は繰り返す
投資家にはどんな人がいるの? 会社四季報の見方 株価をはかるモノサシ
ローソク足 トレンドライン 移動平均線
  • * トレンド分析、オシレーター分析ともにたくさんの手法があります。ここに掲載しているのはその中のほんの一部です。

株式投資をする目的は何か?」「どの程度のリスクなら許容範囲内なのか?
投資を始める前に必ず自問自答してください。
目的がないと銘柄選びはできません。例えば、値上がり益を狙うのか配当金を狙うのかによって、選ぶべき銘柄は異なります。リスク許容度が低いのなら、新興・成長企業の株式を購入するのは避けた方が良いでしょう。(そもそも「元本割れは絶対に嫌!」という人は、株式投資には向いていないと思われます)