景気消費者物価指数(CPI)

日常生活で消費者が購入するモノ・サービスの値段の動きを総合した指標です。
消費者物価指数は、総務省から毎月発表されます。

  • *消費者物価指数の詳細は「物価」でも説明しています。

CPI(消費者物価指数)の推移

消費者物価指数の推移

【消費者物価指数・生鮮食品を除く総合・全国(平成22年度基準)】
出所:総務省HPのデータを基に東海東京証券作成

CPIの基準年って何?

CPIは基準年を定めて、原則としてその基準年の1月から12月までの各月の価格を単純平均して算出します。基準年は西暦の下一桁が0の年と5の年に改定されます。基準年を改定するのは、時代とともに商品が変化し、消費者が商品を購入する量も変わるためです。
上記のグラフに「平成22年度基準」とあるのは、平成22年(2010年)の物価を100として作成されているからです。

CPIの注意点

  • 上方バイアス(実際の値よりも高い結果に偏ること)が生じやすいと言われています。
  • 消費者が日常生活で買うモノ・サービスの値段の動きを総合したものなので、世の中全体の物価動向を反映しているわけではありません。原油などの原材料の値段が上昇しても消費者物価指数に直接的な影響は現れません(間接的な影響は受けます)。
  • 標準的なモデル世帯(夫婦と子供2人)の物価動向を指数にしているので、個々人の実感(景況感)と異なる場合もあります。
  • 消費者物価指数は厚生年金や国民年金などの公的年金の給付額に影響します。なぜなら、公的年金の給付額は物価動向を考慮して決められるのですが、その際に物価動向の基準として利用されるのが消費者物価指数だからです。